海能風電、Maarten Timmerman氏が新CEOに就任 台湾の洋上風力運営を強化
2026/8/18
写真:Formosa 2 Linkedin より
台湾の洋上風力発電事業「Formosa 2(海能風電)」は、Maarten Timmerman氏を新たな最高経営責任者(CEO)に任命した。20年以上にわたり洋上風力や海事エンジニアリング、大型プロジェクトの遂行に携わってきた経験を生かし、同風力発電所の運営効率向上や資産価値の最大化を進める。
Timmerman氏はこれまで、JERA Nex bp、AFRY、BLIX Consultancyなどで管理・技術職を歴任。欧州やアジアの洋上風力プロジェクトに幅広く携わり、台湾の「海龍洋上風力発電計画(Hai Long Offshore Wind)」にも関与した経験を持つ。特に、設計・調達・建設・据え付け(EPCI)に関するプロジェクト管理や、発電所の運営戦略に豊富な実績がある。今後はFormosa 2の運営・発電効率の改善に重点を置き、台湾における洋上風力発電の安定稼働とエネルギー転換を後押しする。
海能風電(Formosa 2)は、地元企業との連携や地域社会との関係強化にも取り組む方針だ。台湾では洋上風力発電所の建設段階から運転・保守(O&M)段階への移行が進む中、長期的な設備運営と発電効率の向上が重要な課題となっている。
Formosa 2は、台湾の風睿能源(SRE Group)とJERA Nex bpが共同で開発した洋上風力発電事業で、SRE Groupが51%、JERA Nex bpが49%を出資している。発電容量は376MWで、台湾北西部の海域に設置された64基の風力タービンからなる。
また、欧州委員会は2026年、カナダの公共部門年金投資委員会(PSPIB)とJERA Nex bpによるFormosa 2の共同支配権取得を承認した。PSPIBの参画により、世界的な年金基金が台湾の再生可能エネルギー資産への長期投資を進める動きが鮮明になっている。
Timmerman氏の就任は、Formosa 2が建設・立ち上げから長期的な運営フェーズへ移行する中で、国際的な洋上風力の運営・管理経験を活用し、資産運営の高度化を図る動きとみられる。
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